指輪、ネックレス、ペンダント等　ジュエリーの制作、修理の一級技能士工房

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【お預かり期間】
　〇K18、プラチナ　4営業日
　〇シルバー　　１週間

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サイズ直し工程概略

一か所糸鋸で切断します。
基本的には指の腹側になる部分で切断します。
しかし、指輪の真下になる辺りには刻印が入っている物も多数あります。
特にブランドリングの多くは刻印が入っていることも多々あり,ずらして切る場所を確保できる場合はずらして切断します。
駄目な場合は刻印が切れてしまうのと、接合後の削り合わし作業で５ミリくらいの範囲の刻印が消えてしまう事をご了承いただかなければなりません。
ご了承いただけない場合はサイズ直し出来ない事になります。

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切断箇所をサイズに合わせて開きます。
１号に付き１mm程です。
この時隙間を開けるだけではなく、丸み加減もサイズに合わせて変えて、出来る限り真円になるように調節します。
宝石の入っている上部のカーブが上半分変えられない場合は縦楕円になり、サイズを小さくする場合は横楕円になります。

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基本的に少し大き目の地金をあてがいロウ付けします。
この時使用するロウ材の種類により繋ぎ目が見えたりします。
融点の高いロウ材を使用することで繋ぎ目が目立たなくなりますが、質の良いものほど本体の地金の融点に近くなるため作業を慎重に行わなくてはなりません。
特に厚みのある腕ほど中心までロウ材が入りづらくなります。
その為初心者ほど融点の低いロウ材を使用したりします。
見た目ではあまり分かりませんが、ロウ付けはサイズ直しに限らず様々な点で腕の良し悪しが出てきます。

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腕の形状に合わせてヤスリ掛けして形状を整え仕上げます。
この時腕の側面を削り過ぎたりすると腕が細くなり見栄えが悪くなります。幅が変わらないようにロウ付け部分を削り過ぎない腕前が要求されます。

元々の表面処理に戻すのが原則ではありますが、機械特融の表面処理の場合もあり(カッティングマシンを使用してある場合など)、そういった場合はその機械を持っているかどうかとなってしまうため、なるべく近づいた処理となります。

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例として掲載しましたコンビリングの場合、このようにコンビの地金を継ぎ足す方法でサイズ直ししますと特殊加工の為、加工代は地金代別で13200円となります。

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その場でサイズ直し出来る場合(当日仕上がり)

内側から押し広げる機械を使用することにより、条件が揃えばその場でサイズ直しする事が出来る場合があります。

条件
〇デザインが甲丸リング
　(ティファニーの場合バンドリング)
　腕の太さが均一
〇宝石が入っていない(表面処理を含む)
〇サイズを１号まで大きくのみ
〇今までにこの方法でのサイズアップをしたことが無い

現物を見ての判断によっては上記の条件を満たしていなくても可能な場合はあります。