古い菊透かしのプラチナアメシストリングから ペンダントへのリフォームのご依頼です。ご相談時に幾つかデザインを提示させて頂き、このブルートパーズのペンダントのデザインを元にする事に決まりました。
アメシストが厚い事。
石の色が濃い事があり、側面を板で構成する事はお客様の宝石を活かす事が出来ません。その為側面を透かしで構成させて光の取入れを良くして色の出、輝きを良くするデザインに決めました。
リングからリング、ペンダントからペンダントしか作れない訳ではありません。決まりは何もありません。
アメシストを外します。そしてアメシストを徹底洗浄します。使用された宝石に付いた汚れは石留め前しか奇麗にできません。まずは一番最初に奇麗にします。
石枠を作り爪を用意。
二段腰の構造のため枠の高さは控え目にします。
厚みが分かるかと思いますが、1/4くらい厚過ぎです。厚みのある石をペンダントに加工すると横倒しになり易く、それを防ぐために底面の広いデザインが必要になってきます。
爪の下の長さを切り揃えます。
これにより唐草の高さが決まります。
そしてもう一段巻くための地金の用意。
アメシストが厚いため、石が裏に飛び出ないギリギリの高さにします。
石枠より一回り大きく巻きます。外に付ける唐草の幅分になります。
溝を入れて巻きますので正確に溝を入れないと形が崩れます。
写真でも簡単に分かるくらい一回り大きいです。
大きく作った枠に乗るようにロウ付けします。
アメシストを入れて雰囲気の確認します。
側面用の唐草のための地金を用意し、唐草を巻いていきます。
アメシストを正面から見た時にその周りを取り巻く額のように見せるため、石枠の側面、下段の枠の上に乗せるようにロウ付けします。
アメシストを入れて雰囲気の確認します。
パーツを作り中心から順番に組んでいきます。
大雑把に唐草の付け終わり。
側面写真。
大雑把に唐草の付け終わりましたが大きな隙間がありますのでこの部分に更に唐草を入れ込みます。
枠の完成です。側面から見た様子。
バチカンを作りロウ付けします。
下部の様子 唐草の付け終わり 俯瞰
裏側の様子。
この後ヘラ掛けしてバフ仕上げします。
そして石留めして完成になります。
〒466-0838
愛知県名古屋市昭和区五軒家町27-15
TEL.052-831-9479
【定休日】
日曜・水曜・祝日
【営業時間】
AM10:00〜PM6:00
※※※現在予約制にて営業中※※※
【MAIL】
info@tokifukudou.com
tokifukudou.comが受信できるようにドメイン指定して頂きますよう、お願い致します。
返信が5営業日以内に無い場合、お電話でご連絡ください。
【資格】
◆貴金属装身具製作1級技能士
【受賞】
◆名古屋市技能功労者表彰受賞
◆愛知県優秀技能者表彰受章
◆愛知県技能士会連合会功労者表彰受賞
◆名古屋市技能職団体連合優秀技能者受賞
【加盟団体】
◆愛知県貴金属工芸品商工協同組合 理事長
◆ジュエリー製造団体等協議会加盟
◆メイドインジャパンマーク登録店