指輪、ネックレス、ペンダント等　ジュエリーの制作、修理の一級技能士工房

通常オーダーメイドは１か月くらいの納期を頂きます。そのため実寸で計っても赤ちゃんは１週間でサイズが変わってしまうため納品時には嵌める事が出来なくなってしまいます。申し訳ございませんがご理解ください。

出産時刻で時計をアレンジもお洒落 ★
ネーム、誕生日などは内側に入れるには狭く、道具が入りません。表面もしくは別途プレートを製作して打刻します。

赤ちゃん、母、父それぞれの誕生石を用意しました。
赤ちゃんがピンクトルマリン、母がアクアマリン、父がガーネットです。
トルマリンの宝石言葉は「希望」「無邪気」「潔白」です。
男の子の場合は指輪よりプレートで可愛いデザインがお勧め。

トルマリン用の枠を作ります。
角材を叩いて丸棒に加工します。

赤ちゃんの段階では指輪を見てどうこうという事はありませんが、幼稚園くらいですとお母さんと同じ指輪を持っていると、とても喜んだりします。なので、大人と全く同じ構造で6本爪で作ります。

石より爪の厚さ分大きく棒を丸めます。大人用より若干薄めです。指輪が小さい分全てがコンパクトになりますが、そもそも腕側面に石を入れるためそれらの大きさに必要な地金の幅や大きさが必要になりますので、全体のバランスを考えて大きさを決めます。

石がはまる様に座を作ります。

割った部分の擦り込みを少しずつ大きくして爪を製作します。

石を入れるとこんな感じになります。
爪の太さや雰囲気を確認して手直しします。
まだ少しゴツイです。

爪を細くしていき爪を完成させます。

腕の部分を製作します。
手に乗せると可愛い大きさですが、大人用を作るのと比べて、むしろ面倒なくらいです。
小さいから持ち難いの一言に尽きます。

腕に爪を付けるため赤印を付けたところを切りとり、ピッタリ合うように削り調節します。

石の入る部分に下穴を開けます。
この後ヘラ掛けしてバフ仕上げ。石留め前に磨くことで石留め後に石の裏側に入る汚れを無くします。
そして石留めして最終バフ仕上げして完成となります。

腕と枠をロウ付けして形は完成です。
まだ大まかに削られているだけなので、更に形を整え磨く手前の段階まで仕上げます。